CHICKENです。
今回は、前回とは異なり政治・経済的な観点からの推測ではなく、環境的な側面における今後の世界そして日本経済の動向を予測していきたいと思います。
昨日の日経新聞の記事によると、日米両国の研究機関の観測でメタンの濃度が過去最高を更新したようです。メタンは温室効果ガスの1種と考えられており、その影響は二酸化炭素の約84倍にもなると言われています。
21年秋から欧米が主導で日本を含む100を超える国で人間活動に伴うメタン排出削減に取り組む「グローバル・メタン・プレッジ」が立ち上げられ、二酸化炭素だけでなくメタン削減にも取り組んでいる状況です。
しかし、そのような状況にもかかわらずメタンの排出量は現在も増え続けている。すなわち、コロナやサプライチェーンの混乱によって経済活動が完全に復旧していない状態にもかかわらず、温室効果ガスの上昇が起こっており、そのような状況下で環境対策にも取り組んでいかなくてはいけない状態になっている。
そして、小麦生産雄3割を占めるロシアとウクライナで戦争が起こっているため、原材料の高騰が起こっている。さらに、ロシアのエネルギー資源輸出制限によって、欧州圏の生活がひっ迫しつつある状態となっている。また、上で述べたように、環境対策のために安価で環境に負担の大きいエネルギーを利用することは困難となっている。
つまり、世界全体に占めるGDPの割合はおよそ17%のEU諸国の不況も相まうことも考慮すると、今後日本の経済はもっと低迷していくと考えられる。